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時間配分の巧拙 [受験]

長年家庭教師をやっていて
生徒が問題を解く様を具に見ていると
様々なことに気がつきます。
そして
どのような対策をそれに対して打てばいいのか
ということもはっきり分かるようになってきます。

そのような中で
生徒によって時間配分の方法が様々であることは
実に興味深いです。

高校入試では時間が足りなくなることは
あまりないので参考外ですが
中学入試やセンター試験の数2B、東大の理科等は
結構時間がありません。
ここでは特に中学入試の話に絞ってお話しますが
中学入試ではあからさまに時間内に終わらない量を課してくる
学校があります。
出題者としては合格点は五~七割の中で
生徒がどの問題を解き、どの問題を捨てて
合格点を取れるか
という判断力、つまり頭の良さを聞きたい訳です。

切羽詰まった中で
何をやるか
正確に言うと
限られた時間内で「何をやらないか」
を決めるというのは非常に大切です。

試験の途中で確実にできているのは
大体何点分くらいで
あと何点必要でそのためには
どこを確実にとる
もしくは部分点を狙う
という判断が合否を大きく分けます。
私は結構こういう入試は好きです。
ただ解法を暗記してきた人よりも
様々な力を見て合否を決められるからです。

あまり勉強していなくても
点数がとるのが上手い生徒も時々います。
これは一つの大きな能力です。

この話はテストを実際に解くだけに当て嵌まるもの
ではありません。

まさに受験の追い込みの時期です。
考え出せばやらなければならないことは
山ほどあるわけです。
しかし時間は残り少ないです。
このような中で「何をやらないか」という判断を下すことは
非常に重要になってきます。
これは戦略をしっかり立てなければならないということと
同義です。
自分が受験する学校の合格点は何点で
それプラス10点オーバーくらいに目標をたて
各科目何点を取るようにするか
その目標は今から考えた残り時間で達成できるものか
達成できるとしたら何をどのくらいやるか
こうしたことが順次決まってくるわけです。

最初の目標というのは
~合格という曖昧なもので構わないのですが
この時期になったら現実的な目標を定め
実現できる可能性が高いものを戦略的に詰めていかなければ
なりません。
時々受験すれば受かる可能性があると考えてしまう方がいますが
それは宝くじに当たったら何をしよう
と夢想するようなものです。
外れる可能性が1億倍もあるものの当たった可能性を考えるのは
今は時間の無駄です。
中学入試で受験生が割れて一番合格しやすい2月1日に
ギャンブルはしない方がいいです。
現実的に受かる可能性がない場合は受験校を下げた方が
2月1日~2月5日までの全体で考えた場合
結果として最良の結果になっていると思います。

ここまで述べてきたテストの時間配分、受験期の勉強の時間配分
は人生のアナロジーとしてそのまま当て嵌まります。

人生においても子供の頃と言うのは
人生の有限性についてあまり考えず
何にどれだけ時間がかかるかわからないため
~になりたいという途方もない夢を思い描く訳です。
ところがある年齢になると
残りの自分の人生で現実的に何ができるのかという
ことを考える必要がでてきます。
自分には何もできないとか
人生がもっと長ければなどと夢想しても仕方がないのです。
それよりも
残りの人生を何年と仮定して
その中で自分がやりたいこと
そしてそれをするにはどのようなことが必要で
それにはどのくらいの時間がかかり
実現できる可能性の高いものをチョイスしなければなりません。
残りの人生を秒換算するとわかりますが
人生は結構短いです。
その中でいつまでも目標をたてて
最後まで密度の濃い人生をおくれればと私は思います。
もう
残りの人生は少ないし
何をやっても現状は変わらないから
坐して死を待つだけ
という老人にはなりたくありません。
人生の終わりが近づくにつれて目標は短期的になっていきますが
それでも目標を立て、何かを戦略的に実現していきたいです。

その時間配分のトレーニングとして
受験というのは
実は非常に役に立っているのかもしれません。
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